このところ毎日プレイしてまして、一周目のクリアを迎えました。
いいゲームだった。久しぶりに心がジーンと温かくなりました。
トリコが健気で本当かわいいですし、挙動のリアルさに驚かされました。本物の犬猫みたいで。水を怖がったり、少年と離れて心細そうに鼻を鳴らしたり、嬉しさを全身で表現したり。
本当にトリコという生物がそこにいるみたいで、ずっと眺めていても飽きません。無駄に撫でまくりスクショ撮りまくり(笑)ペットが1匹増えたような心地です。

この顔スリスリがめっちゃ可愛い

ストーリーの核心に迫るようなネタバレはしていませんが、まっさらな状態でのプレイを望む方はご注意ください。

高い塔の上を綱渡りみたいに進むステージがあるんですが、足場が崩れて慌てて向こうの足場にジャンプしても届かなくて、落下しながら「ああタイミングしくじったぁぁぁ」と嘆いていたら、トリコが襟首をくわえて助けてくれて、なんかリアルに「えっ、今……えっ」と、胸が熱くなりました。それまでちょっとよそよそしかったのに、お互いの距離が一気に縮まったみたいな。ラブロマンスのようですね。
トリコは「鳥避け」みたいな目玉の模様を怖がって、それがある場所では取り除くまで先に進めないんですが、終盤のステージでは少年のピンチと自分の恐怖を秤にかける胸熱な展開が。

トリコォォォォォ!!

少年は敵と戦えないので、トリコに守ってもらわなければなりません。
トリコは体に無数の槍を刺されても、他の大鷲に喰いつかれても、少年のために戦ってくれます。ぼろぼろにされるトリコを見ると本当「ごめん」という気持ちになります。トリコの体の血の痕や刺さった槍は少年が取り除いてあげないとずっとそのまま。せめて早く痛みを無くしてあげよう、と、決して義務付けられてる操作ではないんですが、時間をかけてトリコを撫で撫でしちゃいますね。

トリコにはジェスチャーで簡易的な指示を出すことができます。「ジャンプして」とか「立ち上がって」程度のものです。それも一発で理解してくれる事は少なくて、こっちの意図を察してもらいたくてけっこう必死になります(笑)。
それを「本当の動物と向き合ってるようで面白い」と感じるか「ゲームにそういうの求めてないから。めんどくさい」と感じるかは人それぞれだと思いますが……私はそういうの、すんごい良いなと思いました。
謎解きもけっこう難しいんですよね。最近のゲームはわりと「次○○して」「△△に向かえ」みたいな指示やマーカーがマップにご丁寧に示されていたりで、とても親切です。時間のない社会人にはありがたい要素ではありますが、同時に「やらされてる感」もあります。
このゲームはそもそもマップが無いし、次に何をすればいいのかも全く指示がありません。自分で周囲をよく観察して、察して行動する、まさに「探索してる」感が味わえます。(あまりに詰まってると大人になって過去を回想してる主人公の声で「あの時私は~したのだ」的なヒントをくれます)
トリコと上手く協力して道を切り開いた時はなんとも言えぬ達成感に満たされます。

少年の握力はアンチャのネイトさん並み

とまぁ、このようにトリコに並々ならぬ愛着を感じてしまっているわけです。クリアまで15時間かかってないから、一緒に冒険してる時間もそんなに長くないのに。
まるで一本の映画を観ているような作品ですが、ゲームだからこそ好きなときに好きなだけトリコをモフれて、こんなに可愛く感じるんだろうなぁと思います。これがゲームで良かった。久しぶりにこんな感情移入できるゲームをプレイしました。

ゲームをクリアしても、ストーリー上の多くの謎が謎なまま残ります。「ワンダと虚像」や「ICO」と同様、あまり多くを語らずにプレイヤーの想像にゆだねるという感じ。
クリアしてから数時間置いて、2週目をスタートしました。引継ぎは無いからトリコとの信頼関係もゼロからやりなおし(笑)
今度は攻略サイトを参考に、のんびり取りこぼしを回収していこうと思います。

このようにアホみたいに絶賛してきましたが、ただ1つの難点だと思うのがカメラ。
カメラの動きが独特で、初回プレイ時に画面酔いしてしまいました。ただ、設定でカメラ速度を最高にしたら大丈夫になりました。しかし、壁際での挙動やカメラの向きが自動修正されてしまうのはどうしようもない。「この角度で見たいのに!」と思ってしまいます。アプデで改善しないかな。

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