七人隊の前世を捏造。「七人隊編」に繋がる部分もあったり。

  • 一. 母と子
    母が死んで七年目の春。
    隼人は義母がやって来た頃のことを思い出す。
  • 二. 蒼空
    隼人と白狼「蒼空」の出会い。
  • 三. 雑草
    隼人を見守ってくれる剣の師。
    そして、新たな出会い。
  • 四. 霞草
    父母が外出中なのでのびのび過ごす隼人。
    母の形見の草花の手入れをする彼のもとに現れたのは…。
  • 五. 
    隼人と煉・秋雪の出会い。そして彼らの内の絆。
  • 六. 
    雨の日に屋敷を訪れた調合師。
    そして、お染にバレてしまった隠し事。
  • 七. 夜叉
    お染が振るう鎌の先にあるのは――その性情、夜叉のごとく。
  • 八. 真実
    煉と秋雪の姿が見えない。
    暗い気持ちで過ごす隼人のもとに父が現れて… 
  • 九. 焦燥
    毒に侵された隼人、そして捕らわれた煉と秋雪の命運は――。
  • 十. 
    止めを刺さんとする敵に、隼人は刀を取る。
  • 十一. 怨嗟
    戦っている者たちのもとへ駆けつける隼人。その胸には一つの決意が。
  • 十二. 罪と誓いと
    人を殺した自分に刻まれた罪。大切な者のために、新たな誓いを。
  • 十三. ぬけうら
    彼らの旅路は始まった。しかし、さっそく危機が訪れて――
  • 十四. 無情の太刀
    西を目指す一行。追手を回避して彷徨う森の中、彼らの首を狙う者が現れる。
  • 十五. 虚心坦懐
    険しい山道を進む一行。一休み中、蒼空が何かを見つけて……。
  • 十六. 長雨
    増水した川に足止めを余儀なくされた一行は、行きついた古寺でしばしの休息をすることになる。